「2015年アラバキ・ロックフェス のどかな午後の野外ステージ、ホットバターのポップコーンにジャンプスーツ、みんな、魔法にかかりました」（甲本ヒロト／ザ・クロマニヨンズ)

ブルース、カントリー、ゴスペル、ロックンロール、ロカビリー、、、ルーツミュージックへのリスペクトと愛をこだわりヴィンテージサウンド乗せてポップにスタイリッシュに奏でるロンドン出身のキティー・デイジー＆ルイス。2008年にリリースされたデビューアルバム『Kitty, Daisy & Lewis』のヴィナル・リイシュー盤が入荷しました！

レインコーツに在籍経験のある母・イングリッド･ウェイスとマスタリングでエンジニアの父の間に生まれたロッキン３姉弟デイジー・キティ・ルイスによるロックンロールバンド。ギター、ピアノ、バンジョー、ラップスティールギター、ハーモニカ、ダブルベース、ウクレレ、トロンボーン、アコーディオン、、、をマルチに前のめりに演奏する姿はいつ見ても圧倒されるものがありますが、本作収録の10曲はすべてこだわりの機材を使用してのアナログレコーディング（裏ジャケに写真も）。ただ、当時の彼らはまだ10代。録音も制作も学業と折り合いをつけながら行われたというエピソードに改めて驚かされる圧巻の内容です。

"ロックンロールのゴッドマザー"シスター・ロゼッタ・サープにも負けないこぶしの効いた歌唱と活気のあるハンドクラップが印象的なカヴァー「Going Up The Country」で幕開けする本作。ロックンロールの歴史に根差したサウンドを爆発的なエネルギーと小粋なセンスを効かせまくり、ジェットコースターのごとく一気に駆け抜けます。40年代、50年代の古き良き時代とキラキラした未来を同時に感じさせてくれる奇跡のような作品。初めてこのアルバムを目にした、耳にした時の衝撃が再び蘇ります。あとはカヴァーフォトからも滲み出る50s感ね。収録カヴァーは「I Got My Mojo Working」「Mean Son of a Gun」「Ooo Wee」も。

【Track List】
A-side
01.Going Up The Country
02.Buggin' Blues
03.Polly Put The Kettle On
04.Honolulu Rock-A Roll-A
05.I Got My Mojo Working

B-side
01.Mean Son Of A Gun
02.Hillbilly Music
03.Mohair Sam
04.Ooo Wee
05.Swinging Hawaii

label Sunday Best Recordings
release 2023/02/17
format レコード