ティーンエイジャー時代にLAでPinky Pinkyというバンドで活動していたAnastasia(Vo/Dr)、Eva(B/Key/Piano)がNYへ引っ越し、2021年にEmily(G)とともに結成したレトロポップバンド。TCHOTCHKE(チョッチキ)が2022年にリリースしたセルフタイトルのデビューアルバムが入荷しました。
ブライアン、マイケルのダダリオ兄弟を中心としたUSのロックバンド、ザ・レモン・ツイッグスがデビューシングル「Dizzy」から関わっており、自然の流れのように本作のプロデュースとエンジニアを担当。彼ら所有のホームスタジオでレコーディングするだけでなく、ギター、ドラム、鍵盤、ヴォーカル...と各方面からサポートしています。
冒頭でレトロポップと書いたように、60sガールポップをモダンにアップデートしたサウンドがとにかく眩い本作ですが、そこにザ・レモン・ツイッグス風味のポップさも加わり、その世界観はしっかり確立。クラシックな要素を残しながらガレージテイストの効いた曲もあれば、麗しいハーモニーとストリングスを重ねて繰り広げられる古き良き時代の映画音楽さながら曲や鍵盤を有効に配した珠玉のポップナンバーも。
くるくると優雅に回るミラーボールのような全10曲。振り返れば、ピペッツ、ラッキーソウル、ザ・ライク(の2枚目)....など、60sガールポップを“今”の解釈で演奏するガールバンドが登場し続けてくれるのが本当に嬉しい。ぜひチェックしてみて。ちなみにチョッチキはまだ20代のバンドだそう。チョッチキ、今後が楽しみなバンドです!
【Track List】
-side A
01.Ronnie
02.You'll Remember Me
03.Dizzy
04.Come on, Sean
05.What Should I Do?
-side B
01.Don't Hang Up on Me
02.Wish You Were a Girl
03.Oh Sweetheart, Come
04.Longing Delights
05.Remember Me (Bonus Track)
label Org Music
release 2022/12/9
format レコード
(2023/02/12 update)